「大志塾だより」 49号

心は常に大を志向せよ!
「以武会友」武道を以て友となす

我々が追究する武道空手の本質とは

「道」・究極の術技をもとめて 第4回

  
 型に於いて頻度の高い個々の技を抜き出し、技を徹底して深く掘り下げて、技の原理原則を学び、技に熟達する為に行うのが基本・移動基本稽古であります。
 また、相対して攻防に必要な間合い・間・読み・入射角度・機会・気当り・呼吸など諸々の基本的原則を学ぶのが基本組手・約束組手などの型分解であります。
 前者は「極めのある技を創る」稽古であり、後者は「極めのある技を使う」稽古であります。
そしてそれぞれに磨きをかけ質を高めるべく繰り返し稽古鍛錬するとともに、より使用に適するよう、
応用基本・応用組手の稽古により自由組手へと繋げるのです。
空手協会では、この様に古より伝承されてきた「型」を根幹として生まれた技術体系・稽古体系・指導体系など一連の流れの中に「一本勝負」という試合が位置づけされています。
その為、普段の道場に於ける稽古と試合ルールとの 乖離が少なく、武道性を保持したまま一貫して学び、身に付けることが出来ます。
この様な過程をくり返し循環、稽古を続けることにより「型」からつき出た自分独自の「形」へと変化し、やがては「形あって形なし」と言う、心身共に「自由」な境地へと達するのではないでしょうか。

型→形→自由

これは、柳生新陰流で言う「三磨之位」、習う・稽古・工夫、この3つの位が円の様に循環、鍛錬する過程に於いて、相互に作用しあいながら、技と心が磨かれると言う事であり、守・破・離にも通じる事と思います。
(社)日本空手協会首席師範 杉浦初久二先生は・・
「極めを創るための鋳型の型に自分の血を通わせたものが自分の形である。」と言われており、型から形への過程こそが重要であって生涯を通じて理想の術技を求める日本独自の伝統的修行法に人間形成としての武道空手本来の役割、目的があるのだと想います。
現在、各競技団体が採用しているスポーツ制を重視したポイント競技に於いては「一本勝負」における技の「質」「完成度」よりも「得点」「結果」がより重要であり、より早く競技力を向上させ勝利を得るには、上記の様な「型」を根幹とした武道空手の技術体系・稽古体系・指導体系では、ポイントルールとの乖離が大きく不都合が生じます。
そこで競技→コンビネーション→打ち込み→スパーリング→競技(勝利)
この様に「まず競技ありき」で競技を主体とした合理的、且つ確実に勝利する事を目的とした練習体系、トレーニング方法が必要となるのです。
つまり、ルールに適した技、有効なる戦術を分析、研究して競技という限定された枠の中で、ルールを最大限に利用して「どうポイントを稼ぐか」「どう勝利するか」が最も重要な目標となるのです。(相手の反則も含め)
これは格闘技性を重視した競技ルールを採用している空手も同様です。
日本武道の「伝統性」「文化性」を重視するのか、スポーツ空手の「合理性」「競技性」を重視するかによって、その理念、哲学、目標が大きく異なり当然として普段の道場に於ける稽古方法、質、内容に於いても異なるとともに心のあり方まで変わってくるのです。
競技団体だけでなく、武道空手を標榜する伝統的な諸流派の多くも゛この以て非なる〟両者を形成する構造の異質を認識していないためにか、大会ではポイント制のルールを採用しており、競技全盛の今日、道場での稽古も競技で勝利することが最大の目的となり武道の本質から離れ、益々スポーツ化されるでしょう。
長い歴史と伝統に培われて来た「型」、この「型」より醸し出される各流派独特の動き、技・・
本当に大切なものは何か?未来に伝え残すべきものは何か?武道の国際化とは何か?稽古を続ければわかるはずですが?

「一本勝負」に、より必要な要素

  間合い・間・読み・呼吸・拍子・虚実・機 

  ↑

  パワー・スピード・スタミナ・リズム・タイミング

「ポイント制」に、より必要な要素

  間合い・間・読み・呼吸・拍子・虚実・機
         ↓
  パワー・スピード・スタミナ・リズム・タイミング

一言・・

技を習うことが心を学ぶことである。
一本一本夢中になり、心を込めて修練する事により技の質、内容が向上する。
その過程に於いて同時にそれを使う人の心のあり方、人そのものが向上する。
また、人そのものが向上しなければ技の向上もないのである。

 心身一如

ツオン・ダイエー

第50回 東京都空手道選手権大会


  
 去る11月24日(祝日) 駒沢体育館に於いて「第50回東京都空手道大会」が行われました。
今年度、最後の試合となる今大会はみんな気迫があり、頑張っていました。
日頃の成果をうまく発揮できた人、緊張して出せなかった人、色んな人がいると思いますがこの大会を
ステップにして、来年さらに上を目指し頑張りましょう!
大会結果は下記の通りです!    

高校・一般男女 中級 形の部 準優勝  佐々木 彩

高校・一般女子 中級組手の部 準優勝  佐々木 彩

高校・一般男子 上級組手の部 準優勝  山本勇気  ・ ベスト8  井守政一

一般男子A 上級形の部    第3位  オリヴァ・ヴィッテ

一般男子A 上級組手の部   準優勝  藤條純樹
                第3位  亀井 高
                ベスト8 オリヴァ・ヴィッテ

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選手の皆様、お疲れさまでした。

第8回熟練者大会


 去る11月29日土曜日、国立オリンピックセンターに於いて熟練者大会が開催されました。
この大会で泉田多重支部長が50歳以上男子組手の部で第3位となりました。
(その強さは引き立っていました)
また、青木裕雅選手・塗谷恵選手が東京都の団体戦メンバーに入り健闘しましたが、団体戦男子は千葉県との決勝戦で敗れ、惜しくも準優勝・団体戦女子は3位決定戦で敗れ、惜しくも4位となりました。
伊藤克巳選手も上段突きが炸裂し、ベスト16まで行きましたが惜しくも敗退してしまいました。
来年は大志塾からたくさんの熟練者が出場できるよう身体に鞭を打ちながら稽古に励みましょう! 
男性40歳以上・女性35歳以上です。

WKF世界大会

 
 志水先生は大会4日目の最終日、男子組手80kg超級にエントリー、今大会で世界大会4連続出場となり、国際大会の経験豊富で多くの期待をかけられた試合であったが、1回戦でチュニジアのモハメド・ジョマー選手に3ー5で敗退、このクラスは大柄な選手も多く、また日本代表協会王者というプレッシャーの為か実力を発揮できぬ間に終わってしまい残念な結果となってしまった。
来年9月には日本武道館に於いて協会の世界大会が開催される。志水先生の活躍に期待しよう!

ベスト空手・・


 今までにこのシリーズで「突きのコース」「肩の使い方」「スピード」「力の集中」「前腕のひねりの効果」「腰の回転」「丹田と腰」「前屈立ち」「打ち技」「エンピ」等を取り上げてきましたが、今回は「蹴り技」を取り上てみたいと思います。

蹴り技を極めるには、片足で身体を支えバランスを取ることと、蹴った瞬間大きな衝撃にたえなければならないことであり、支持足の足首を柔軟かつ適度に固め、足底全面でしっかりと床面に吸い付いて、しなやかでしかも強靱に立つことが求められる。
蹴るときは足で蹴るのではなく、全身を用いて蹴ることが重要であり、腰の使い方が大切である。
また蹴った足は迅速に引き戻して、相手にすくわれたり捕まれたりするのを防ぐとともに、いつでも次の技を繰り出せる様にしなければならない。
蹴り技の威力は蹴る足の弧の長さ・速度・姿勢・重心の移動・バランス・膝のスナップ、特に膝を伸ばすタイミングによって決定される。
よく稽古して体得するように・・ つづく


日本、その姿と心

 現在、国際化が進み外国からの情報が大量に流入していますが、我々日本人は日本の伝統・文化などの知識を持っているでしょうか?真の国際化(人)と言うのは、自国の文化・伝統を理解した者同志がそれぞれの自己主張とその相互容認の上に成り立っていると思っています。
これからも、外国に対しての認識を深めると共に、外国の人々にも日本を理解してもらう為に、自国の文化歴史を学ぶ必要があると思います。そこで、第二二回は「北方領土」を見てみましょう。

第二二回「 北 方 領 土 」 第六回

 なぜ、どのようにして我国国有の領土である北方四島が占領されたのか大志塾の皆様はご存知でしょうか?

 終戦までオホーツク海域で樺太の北半分を除く自然の豊かな地域は日本領でありました。しかし、太平洋戦争終了後の1951年9月8日のサンフランシスコ講話条約で、千島列島並びに樺太の南半分、及びこれに近接する諸島の権利と権限、請求権を放棄するように規定されたのです。
しかし、この場合千島列島の中に北方四島は含まれていないし(前々号参照)日本が権利、権限を放棄させられた後に、その地域をどこの国に帰属させるかということ(講和条約 第2条のC項)について条約では全くふれていないのです。
また、当時のソ連はこのサンフランシスコ条約には調印していないのであり、四島の占領は完全に侵略であり、国際法的にもロシアの領土と言われる根拠は全くないのです。また私は歴史的にも地理的にも樺太と千島列島は日本の領土であり四島だけではなく、これらも取り返さなければと思っています。   つづく・・

   

武道学入門・・兵法家伝書 新シリーズ 第6回


 
「病気を気にせぬ心の修業」

(病気とは固定した思いである)→前号参照

仏法に於いては、とりわけ固定した心を嫌う。心を固定させぬ僧は、世間のチリの中にあってもこれに汚されず、何事をしても自由で心を囚われる事がない。
いずれの道を極めた人に於いても、その技術から固定したものがなくなるようでなければ、名人ということは出来ないのである。 「型」→「形」→「自由」
磨いてない原石にはチリやほこりが付くものだが、磨きぬいた玉はたとえ泥の中にあっても汚れない。
修行によって心の玉を磨きぬき、それに染まらぬようにした上で、病気のことなど気にかけず、心を自由に解き放っていきたいようにすればよいのである。
(松涛20訓 心を放たんことを要す)

              

「大志塾だより」 48号

心は常に大を志向せよ!
「以武会友」武道を以て友となす

?H3>志水亮介先生 2度目のV

  去る7月8日(日)日本武道館に於いて開催された「内閣総理大臣杯 第51回全国空手道選手権大会」で、志水先生が個人組手の部に於いて見事2度目の優勝を勝ち取りました。
 今大会1回戦より圧倒的な強さと冷静さを発揮し勝ち上がりましたが、特に上段への裏拳打ちは相手が反応できない程の速さで、多くの人が技の完成度の高さに驚きを隠せないようでした。
 また、猪越指導員との間で行われた決勝戦は、歴史に残る名勝負であったと思います。
 しかし、今年は11月に開催される全空連主催の世界大会、全日本大会(昨年準優勝)に出場が決まっているので、気を抜くことなく優勝目指して頑張ってもらうと共に、皆さんのさらなる応援をよろしくお願い致します。

☆産経新聞 
 7月9日(月)朝刊より・・

張りつめた緊張感が場内を包んだ大熱戦。猪越との決勝戦は互いに技ありを2本ずつ取り合う一進一退の攻防だったが、「空手の鬼になる」との志水の気迫が勝った。判定の末、審判から勝ちを告げられた。
 長身に無精ひげ。古武士のような風貌の28歳。兄姉の影響で6歳から空手を始め、京産大を経て、現在は本部道場の師範を務める。昨年の全空連全国大会で2位。実力がありながら優勝に届かないことが多く、分析すると、「己への甘さ」に思い当たった。今大会では、それを克服するため「克己」をテーマに掲げ、見事、2度目の栄冠を手にした。
次の目標は11月に行われる全空連主催の世界大会。
志水は日本代表として、また、武道空手を重視する日空協の日本王者の"2枚の看板"を背負い世界の頂点を狙う。

☆映画「黒帯KURO-OBI」・「少林少女」で 武術監督を務めた西 冬彦さんのブログより・・

 (社)日本空手協会の全日本大会を観戦。日本武道館。
ここへ空手の試合で来たのは、極真会館の第四回世界大会以来だ。
アンディ・フグの登場、あれから20年以上が経ったのか。
いわゆる伝統派の試合を観たのは生まれて初めて。
だが、驚いた。顔面に突きがバンバン入っている。
しかも、反則ではないようだ。
あれ?寸止めじゃないの?
日本空手協会の組手は超フルコンタクトだった。
数多くの選手達の中、圧倒的なオーラを感じたのが志水亮介選手。
立ち方、構え方からして段違いの風格。
ああ、この人は強いなあ。
どんなルールの試合でも通用する普遍的な強さを感じた。
ついつい、自分の目が映画のカメラになる。
オーラに引き寄せられるようにカメラが動くのだ。
別件があったため、最後まで試合を観ることは出来なかったけれど、志水選手が優勝するのだろうなあと直感的に感じる。ルールも、選手達の名前や経歴も全くわからない僕だけれどそう感じた。本物の強さは、競技やルールに関係なく伝わってくるものだ。

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2008 大志塾キャンプ「目指せ生涯空手道」


  去る6月20日(金)~22日(日)まで、緑豊かなエアロビクスセンターに於いて・・
2008年大志塾キャンプを開催しました。
今年は「白帯・色帯クラス」「茶帯クラス」「2・3段受験クラス」「黒帯型クラス」「指導員クラス」に分かれ、75名の参加者を得て空手三昧を楽しむと共に、今年は別時間に「組手クラス」を設け、
それぞれ技術の向上に励みました。
また、今年は朝のクラスで呼吸法を稽古する予定でしたが、皆さんの普段の行いが良い為か?
3日間に渡り雨に降られ、朝のクラスは結局1回も行う事が出来ませんでした。
しかし、それをふっ飛ばすように今年の納会は超盛り上がりました。
例年恒例の各国(ドイツ・フランス・イギリス・日本)の歌に続き、本当に突然・・泉田支部長・リチャード・マイケル各塾生による、かくし芸が始まり、場内 爆笑の渦に巻き込まれました。アンコールも行われ、皆さんの心にまた新たな想い出が出来たことと思います。2泊3日と短い合宿ですが、少しの技術向上と共に各大志塾塾生の親睦に大いに貢献できた合宿だったと思います。
また、来年も皆様と共に楽しい合宿にしましょう。押忍                       

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日本、その姿と心


 現在、国際化が進み外国からの情報が大量に流入していますが、我々日本人は日本の伝統・文化などの知識を持っているでしょうか?真の国際化(人)と言うのは、自国の文化・伝統を理解した者同志がそれぞれの自己主張とその相互容認の上に成り立っていると思っています。
これからも、外国に対しての認識を深めると共に、外国の人々にも日本を理解してもらう為に、自国の文化歴史を学ぶ必要があると思います。そこで、第二一回は「北方領土」を見てみましょう。

第二一回「 北 方 領 土 」 第五回

 なぜ、どのようにして我国国有の領土である北方四島が占領されたのか大志塾の皆様はご存知でしょうか?

「 銃 撃 事 件 よ り 」 

前々号でも書きましたが、一昨年8月16日に発生した発砲事件、日本の漁船が北海道根室のノサップ岬から、わずか2キロの海上で国境を越えたからと言って発砲され、35歳の日本人船員が殺害されました。

日本政府はその後、事件の重要な証拠物件として拿捕された漁船の返還を強く求めてきました。
ところが、ロシアはこれに無視を決め、なんと国営の企業に譲渡してしまいました。
同漁船には衛星利用測位システム(GPS)も搭載されており、その時漁船がどこにいたかを、ロシア側は隠ぺいを図ってやったことだと思います。(絶対に!)
そもそも、事件が発生した北方四島周辺海域は日本の領海であり、漁船に乗っていたその他の乗員三人も国後島に長い間拘留された上、罰を認めさせられ多額の罰金まで取られる根拠は何もないのです。
はっきり言って日露間にはまだ国境線も決まっていないのです。     つづく・・

武道学入門・・兵法家伝書 新シリーズ 第5回


「固定した心は病気である」

勝とう、勝とうと一途に思うのは病気である。
習った技を一途に使おうと思うのも病気。 鍛練の成果をあらわそうと一途に思うのも病気である。
積極的にかかって行こうとばかり思うのも病気、待ちかまえていようとばかり思うのも病気である。
こうした病気をなくそうと一途に思い詰めるのも、また病気である。
いずれにせよ、心が一途に固定してしまった状態を病気というのである。
この様な病気は、すべて自分の心うちにあるものだから、これらの病気をなくす為には心のコントロールが必要となってくる。

「解説」

あれこれと頭で考えてしまうと身体は居着き、死に体となる。

習をはなれて、習にたかわず、心を捨て去り無念無想の境地を目指す。

一言・・心こそ心迷はす心なれ、心に心 心許すな
                  

「道」・究極の術技を求めて・・・第3回


 「型」は先師が遺したすぐれた伝承システムであり、その流派の思想・術理を体現する為の設計図とも言えると思います。ですから型の動きに、その流派の特徴が強く現れます。
例えば、松濤館なら技の「極め」を重視し直線的でスピードと力を合わせ持ったダイナミックな動きが特徴的です。剛柔流は接近戦を得意とし、小さな動きで大きな力を生み出す為の円運動と呼吸法が特徴的です。
糸東流は無駄な力、必要以上に大きな動作を行わずシャープでキレのある動きが特徴的です。
和道流は、流す・乗る・往す等、力で対抗せず体でさばき、相手の力を利用して攻撃する防御、即攻撃に特徴があります。
この様に、その流派にはその流派が理想とする動き、身体運用というものがあるのです。
例えば上げ受け一つ取り上げて見ても、松濤館は相手の上段攻撃を腰の回転で下から相手の腕を跳ね上げるように打ち付けて受ける。
糸東流は(突きの要領で)上段ナナメ前方へ拳を回転させながら突き出し、相手の攻撃をそらす様に受ける。
和道流は受け手を内捻させて、相手の攻撃を後上方へ受け流す様に受ける。
この様に術理に違いがあるので、身体の動きにも微妙な違いが出るのです。(引き手の高さ、位置もそれぞれ違います。)ですから修業を重ね、その流派の動きを正確に身に付けている人が、少し動いただけでも、だいたい何流をやっているのかは分かったものでした。(その流派独特の雰囲気があった)
しかし最近では、スポーツ空手競技が中心になり「型専門選手」が現われ、本来各流派が持っている術理などは、まったく理解できないまま、1回戦は剛柔流の「型」で2回戦は松濤館の「型」で、次は糸東流の「型」で演武(競技)をする選手が国外でも国内でも多く見受けられます。各流派の特徴を理解し演武するのではなく、体操競技のような動きで統一され、武術的な各流派本来の身体操作、運用は知りませんしまったく行われていません。
それどころか「型」を勝手に改変し、観客に受けるよう見栄えする派手な動き、パフォーマンスに走っているのが現状であり、今後ますますこの傾向は強くなっていくでしょう。 つづく・・

治にあって乱を忘れず

 先月、秋葉原で罪もない多くの人々が殺傷されるという、とんでもない事件が発生しました。
その後も類似の事件が続発しており・・
いつ、誰がどこで事件に巻き込まれるか、わからない状況です。こんな状況の中でも、町を歩いていると多くの日本人は平和ボケというか、常時「気」の抜けている状態の人が多く見受けられます。「気を張る」「気を配る」という様なことはなく、周囲に対してまったく「気」を使っていない為に、何事にも「気が付かない」人が多いのです。
ですから、電車を待つ間も並べない。1人分の座席に座れない、音楽がうるさい、大きなリュックを背負ったまま・・・等々をあげたらきりがない程、他の人・周囲に気を使っていないのです。これでは、周囲の異変・身の危機に気付くわけがないのです。
絶えず周囲の状況や様子に気を使っていれば、何かの異変・危機にいち早く気付き、その場に於ける最良の対処ができるのです。
もし、早く気付くことが出来れば、お年寄りや女性・子供等をいち早く、安全な場所に避難させたり、警察を呼んだり、何か武器になる物を確保するという事も可能なのです。
「松涛二〇訓」に「災は懈怠に生ず」とある様に、何事にも気を使わず、注意力をおこたっていると危機に直面した時に適切な判断、行動が出来ないのです。(自然現象に対しても)
我々道場に於いては、当たり前ですが・・一歩外に出ても常に気を抜かないよう、気を付けなければなりません。
見えない物を観る、聞こえない物を聴く、この様な能力を高めるのも武道修業によって成されるのです。

 

「大志塾だより」 47号

心は常に大を志向せよ!
「以武会友」武道を以て友となす

「道」・究極の術技を求めて 第2回

 
 前号で書きましたが(読み直してください)西洋的近代スポーツ思想に立脚した競技空手では、ポイント重視による「数」「結果」に価値観や合理性を置き、それに対し日本武道では技の「質」「内容」に
価値観や伝統性を置いています。
 この技の「質」「内容」を高めるのに有効なのが「型」なのです。
日本の伝統芸能や武術は「型」を媒介として古より心と技を継承して来ました。
 「型」は先師が遣したすぐれた伝承システムであり、日本独自のものなのです。
後の人が学びやすいよう、無駄を省き本当に必要なものを体系化したものです。
この「型」を通して技と心が同時進行的に発展的していかなければ、真の意味での(武道が本来求めている)成長とは、とても言えないと思います。
この様な我々が武道に求める文化的特性について「弓道」と「洋弓」(アーチェリー)との比較から学んでみましょう。
「普通、目的達成のために道具を使用する場合、道具の精度によって大きく成否が分かれます。洋弓の場合、射の精度を上げ、的中率を高めるために弓・矢の材質や形状、重量についてハイテクを駆使して研究・製造されています。
また、照準器を装備したり、姿勢を維持する為のスタンビライザーや衝撃緩衝のためのロッドを装着させるなど的中という目的に対して、合理性ということを第一義として考えられています。これはスポーツの世界ではごく当たり前のことです。これに対して日本の弓道は、的中という目的達成を自己の外に求める態度を拒絶しているように思われます。これは人間の手業を尊重し、成功も失敗も自己の修練と自己の働きにのみ還元させようという姿勢の現われだと理解できます。
この様な姿勢は射手の意識をどのように弓を操作するかという自己の外側ではなく、自己の内側に向けさせ、自己の変革こそが上達への唯一の道であるということを、射手に気づかせてくれたのではないでしょうか。そして努力・集中・冷静・判断・反省という人間的な働きが、計り知れないほど多くの実りを与えてくれるのだということを教えているような気がします。」
           (湯浅 晃、武道伝書を読む)
この様な思想が日本の文化・武道の妙と独自性であり、我々も心技の充実を図り再現性ある究極の術技を目指して日々鍛錬していきましょう。
                    つづく

 
参考・・

スポーツ化への道を歩みつつある空手

 今日、柔道は多くの人々から「子供スポーツ、KINDER SPORT」と呼ばれている。
それは、柔道を行うのが主に子供と青少年であることによる。オリンピック種目である柔道では、競技・年齢を過ぎた後も継続して実践していけるような何らかの方策が用意されているわけではない。
日本では熱心な柔道家が減少しているというが、これも同じ方向を示していると思われる。
大半の人にとって、柔道を一生続けることなど、もはや意味をなさないのである。
柔道は、ほとんど達成スポーツだけに準拠しているので、もはや大部分の人々の要望や欲求を満たすことが出来ないのである。すでに柔道が歩み終えてしまったのと同じ過程を、現在の空手(WKF・全空連)は経過しつつある。とうの昔から、スポーツ的成果が多くの空手家の活動の中心になっている。換言するならば、競技での勝利という結果を目指し、稽古がスポーツ、トレーニングに移行し、科学的に合理化されていくことを意味している。空手をオリンピック種目として受け入れるならば、そこに商業的な刺激が加味されて、この過程が完結することになるだろう。しかし、その後には独自の価値システムや稽古システム、つまり独自のアイデンティティを持つ日本武道は、西洋的価値に支配された格闘技型スポーツに移行してしまうことになるだろう。
大切な何かが失われる一方、それとは異なる既存の西洋的形式が、そこに組み込まれてくるのである。
西洋型モデルに基づくスポーツ化が進行すれば、空手に特徴的なメルクマール、空手が保持してきたアイデンティティを放棄することにならざる得ない。空手本来のアイデンティティの喪失は、余暇活動市場で空手が占めていた居場所の喪失に必ずや繋がってくる。
日本武道というアイデンティティを有する空手がスポーツに移行すれば、空手が獲得できたはずの顧客さえ失うことになるだろう。
空手には本来、年齢的に特化された集団など存在しなかった。反対にあらゆる年齢の人々のもとで生涯に渡って行われうるのを、空手自らのためにも要求できたのである。スポーツ的達成によらず、学び手の年齢に臨機応変に合わせることが、空手の稽古法には含まれていた。
それによって意味ある営みが年齢の壁を越えて、可能となり、年齢に応じた欲求も満たすことができるとされたのである。達成スポーツ化された条件下では、空手実践者のほとんどが達成指向的な子供や青少年だけで構成されるようになるだろう。
つまり、空手を生涯的に行うこと、もはや無くなってしまわざる得ないのである。

武道としての空手の文化的独自性」
       ミヒャエル・エーレンライヒ 著

※実際、どこの道場も子供ばかりの様子です。 でも大志塾は違います。

武道学入門・・兵法家伝書 新シリーズ 第4回


「外は静かに、内は厳しく」

 風や水の音を聴くということは表面は静かに内心を積極的にもつ心得である。
風にはもともと音はない。それが物に当たると声が出るのである。
したがって高いところを吹く風は静かで下に来て木や竹や、さまざまの物にあたる時、その声は騒がしく、忙しげになるのである。
水も上から落ちて来る時は音がしない。物に当たりぶつかって声をたてるのだ。
この事にたとえて表面は静かに内心は積極的に気を働かせ、油断なく保つことをたとえたのである。体・手・足がせわしそうなのはよろしくない。兵法に於いて内心には気を働かし、油断なく保っておきながら表面は騒がず静かにするのが天然の道理と一致するのである。一方、表面に於いて激しく攻撃に出る時には、内心をその働きに引き込まれぬように静かに保つことによって、表面の働きが乱れぬように出来る。もし、表面・内心ともに激動すれば乱れてしまうものだ。このように「懸」と「待」「動」「静」は内心と外面に於いて互いに違いとすべきものである。

「解説」・・・
「風水の音をきく」という秘伝は柳生新陰流の大事とされているが、その解釈には諸説がある。柳生十兵衛は、その著書「月の抄」の中でここに揚げた柳生宗矩の説とならべて「勝負の最中にあっても、風水の音が耳に入るほどの心のゆとりを持て」という解釈をしている。「風水の音」の解釈としては、たしかにこの方が無理がない。しかし、この表面と内面の使い分け、およびその統一についての議論は、核心をついた見事なものである。 
                     つづく

ベスト空手・・・


 今までにこのシリーズで「突きのコース」「肩の使い方」「スピード」「力の集中」「前腕のひねりの効果」「腰の回転」「丹田と腰」「前屈立ち」「打ち技」等を取り上げてきましたが、今回は「エンピ」を取り上てみたいと思います。

エンピ(猿臂打)当

 肘そのものを前・横・後に張り出し、押し出し、あるいは横に回しまたは下から突き上げ、打ちおろして目標に当てる。抱きつかれ、手をつかまれたりして上体の自由を拘束された時、危地から脱する手段としては、その効果とともに有効である。初心者にも充分に使えるのでよく稽古してください。

ポイント

1、拳や前腕は、上体から離さず腕や脇腹をこすりながら移動させ肘を押し出すように

2、前腕をひねりながら打ち当てる方が、より大きい効果が得られる。

3、肘は深く、十分に屈している方が威力が大きい

4、接近からの攻撃のみに有効

5、腰の力を肘に(上半身を柔らかく使いましょう)

お知らせ


☆支部認可おめでとう!
 
 池田周作氏が指導を務める、赤羽支部の分会であった大志塾中野道場が本年4月より「城西支部」大志塾として総本部より正式に認可されました。
 中野区・杉並区・練馬区を視野に入れ城西支部としました。
これからの益々の活躍・発展が期待されます。 頑張ってください。  押忍!

(※昇段審査などでよく、大志塾○○支部と書く方がいますが、大志塾というのは我々仲間内の呼称であり、大志塾という名での支部認可は受けていませんので、気を付けて下さい。)

日本、その姿と心


 現在、国際化が進み外国からの情報が大量に流入していますが、我々日本人は日本の伝統・文化などの知識を持っているでしょうか?真の国際化(人)と言うのは、自国の文化・伝統を理解した者同志がそれぞれの自己主張とその相互容認の上に成り立っていると思っています。
これからも、外国に対しての認識を深めると共に、外国の人々にも日本を理解してもらう為に、自国の文化歴史を学ぶ必要があると思います。そこで、第二一回は「北方領土」を見てみましょう。

第二一回「 北 方 領 土 」 第四回

 なぜ、どのようにして我国国有の領土である北方四島が占領されたのか大志塾の皆様はご存知でしょうか?

「日本の領土という根拠」

 現在ロシアによって占領されている北方四島は、1855年のペリー来航から2年後に伊豆下田で日ロ通好条約を締結した際、第2条で両国の国境を「エトロフ島とウルツプ島との間に」置くとした。
この時から両国で四島は互いに日本の領土であることを認めた。
その後、1875年に日ロ間で南樺太と千島列島との「交換条約」を結んだ。
それにより今後、千島列島全島を日本の領土とし樺太全島をロシアの領土とすることにした。
それまでの樺太は日本人・ロシア人の混住の地であったのを、日本が全千島列島をロシアから譲り受ける代わりに樺太全島を放棄するとして結んだ条約である。
つまり、北方四島から北はロシア領のクリル列島であったのを、北方四島を起点に北へ向かってカムチャッカ半島の手前まで、1つながりの列島全体を日本領の千島列島とし、その代わりに樺太のすべてをロシア領とすることを互いに合意し認めたのであった。
その後、日露戦争で勝った日本は1905年ポーツマス条約によって、先に北千島と交換した南樺太が戻って来たのである。
つまり終戦までオホーツク海域で樺太の北半分を除く部分は、すべて日本領であった。
以上の経過の、どの部分・時代を見ても北方四島は一貫して日本の領土であり侵略とか交換などによって得た領土ではない。   つづく・・・

(この時代の樺太については、アイヌ人・ギリャーク人・オロッコ人・山丹人などの北方系民族が住みついていたとあります。そこに日本人やロシア人が住みつき清国なども手を伸ばしたそうです。その辺の事は次の本をオススメします。
「講談社文庫「間宮林蔵」 吉村 昭 1987年」
とてもおもしろいので、ぜひ読んでみて下さい。)

 

「大志塾だより」第46号が出来ました。

心は常に大を志向せよ!
「以武会友」武道を以て友となす

皆様、新年明けましておめでとうござ います。
 本年も武道空手の真髄に一歩でも近づける様、大志塾塾生一丸となって、努力・ 精進して行きましょう。我々が追究する 武道空手の本質について書きましたので、よく読んで下さい。

「道」・究極の術技を求めて・・・


 我々が追求する武道空手「術」の本質は、「技」を極めることである。
 すなわち「技から術へ」「型から形へ」「体から用へ」の転換であり、身体的実践 を通し、日々の厳しい錬磨の中から生み 出された「極め」のある技を、相手の急 所寸前に設定した目標へ瞬時に最大限の効果を発揮すべく、的確に機会と間合いをとらえ、意のままに一撃のもと技を「極める」のである。
これが我々の理想とする究極の術技であり、組手試合における真の「一本」である。理想の一本とは、全身の力を一点に集中した威力ある技を、どのようにして相手に極めたかという技前から仕掛け、極め、
残心までの一連の経過、姿勢、態度など心身のあり方が重要であり、高度な自己制御能力が要求される。
この様な心、技の「内容」「質」に価値観や勝負観を置いているところに日本の文化、武道の妙と独自性がある。
それは、日本人の「心身一如」の精神に根ざしている。「拳は剣なり」の信条のもと、日々真剣な稽古による技の習得そのものが心を学ぶことであり、一本、一本、夢中になり心を込めて繰り返し修練することにより技の質、内容が向上する。その過程に於いて、同時にそれを使う人の心のあり方、人そのものが向上する。
人そのものが向上しなければ技の向上もないとする思想である。技より発して心を学び、心身一体としての自己を自覚することであり技の優劣、心の働きが即、生死を決する真剣勝負へと繋がる古の武術の死生観が根底にある。
武道の本質とはかけ離れ、ゲームとして第三者が客観的に判断できるよう、時間内にどれだけ多くのポイントを重ね、その得点の結果のみで勝ち負けを競い合うという「結果」「数」に価値観や競技観を置く西洋的近代スポーツ思想に立脚した競技空手とは大きな相異がある。
この様に、日本武道の「伝統性、文化性」を重視するのか、スポーツとしての「競技性、合理性」を重視するのかによってその理念、目標が異なり当然として普段の道場に於ける稽古体系、方法も大いに異なってくる。
武道の真髄に迫るには、外来の競技ルールを主体とした練習体系ではなく、武道本来の目的である技の完成度を高め、理想の一本である究極の術技を追求し、道理に適った本質的な強さを目指す、その為には、永年に渡る「基本」「型」「組手」三昧一体の真剣な鍛錬、工夫、研究、内省が肝要であり、空手道の理念に基づき目先の勝敗に心を奪われる事なく、地道な稽古を通して「心、気、体」一致した「一撃必極」の術技を自得する。武道空手の修練は一生であり、道場だけの稽古ではなく、平素の心構え、行為そのものが大切であり日常の生活すべてをあげて努力精進する中に武の道がある。
「道を極わめる」深遠な修行道である武道空手の心と技は勝敗を超越したところに「術」から「道」へと至る、絶対的な価値と本質があり、人間教育という万国共通、人類普遍の文明に寄与できる日本独自の文化、理念、伝統を有している。
                          中 達也

平成19年 合同稽古納め・納会

 去る平成19年12月2日(日) 文京区の総本部道場に於いて「大志塾合同稽古納め」が開催されました。 当日は、各大志塾で汗を流す仲間65名が参加し、全員合同により中師範の身体操作の質を向上させる為の基本、それらを用いての大隈先生による平安四段、その後、各班に分かれ黒・茶帯は中山先生の十手、志水先生の五十四歩小、その他 色帯はサンドバックや伝統的な鍛錬具であるマキワラ突き等を稽古し、最後は全員で来年のさらなる向上を願い、騎馬立ちによる直突き10本で締めくくりました。
皆様ご苦労様でした。とても熱の入った良い稽古納めになりました。
稽古納め終了後、小石川大志塾で汗を流す馬場祐介君が店長をつとめる韓国風焼き肉店「豚とこ豚」に於いて納会が開催されました。
ここには68名が参加し、2007年アジア大会80㎏級準優勝、秋田国体重量級優勝、全空連主催全日本空手道選手権大会準優勝と大いに活躍し日本のトッププレーヤーとしてまた、武道家としても日々研鑚を積み、大志塾の指導にあたっている志水亮介先生の慰労、優勝祝いと、何と初出場ながら第7回熟練者全国空手道選手権大会40歳~45歳 組手の部で、準優勝に輝いた、南越谷大志塾で稽古に励んでいる池田秀雄氏のお祝いを美味な料理に舌づつみを打ちながら、普段なかなか会えない大志塾同志の談笑やジャンケン大会で大いに盛り上がりました。今回も本当に楽しい納会となりました。
また皆さん参加して下さい。 よろしく!

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中師範「エジプト指導記」


 初めてのエジプト訪問となった、この合宿にはアラブ・アフリカ地区の指導者クラス並びに
エジプトナショナルチームのメンバー合わせて550名が参加しました。
エジプト航空のビジネスクラスよりタラップを降りると、そこには「VIP」と入った黒塗りの車が数台、植木専務理事と私を乗せターミナルへ、そして別口から入国審査を済ませカイロの町へ・・
ここまでは良かったのですが、合宿が始まるや言葉や文章では表現出来ない程、本当に本当に本当に大変な合宿指導でした。
せめてピラミッドやスフィンクスや博物館位は、ちょっとでも見たかったのに・・・・終わり。

ベスト空手・・・


 今までにこのシリーズで「突きのコース」「肩の使い方」「スピード」「力の集中」「前腕のひねりの効果」「腰の回転」「丹田と腰」等を取り上げてきましたが、今回は「打ち技について」を取り上てみたいと思います。

打ち技について(後編)
注意点
① 肘を中心に円滑に迅速に前腕の屈伸がなされなくてはならない。

肘に少しでも力が入っては効果がない。

② 肩の力を抜き、拳や手刀に重みをかけなければ良いスナップは生まれない。

無駄な力を抜くことがコツである。また手首のスナップも重要である。

③ スナップはその弧が大きいほど、力を効果的に発揮される。

肘が伸びきらないのに無理に前腕を引き戻そうとするのはよくない。

④ 上腕の伸筋である上腕三頭筋を主動筋として、急激に収縮させ肘関節を強く伸展させる。

それが極限に達した時、急に脱力して弛緩させれば拮抗して働いている屈筋上腕二頭筋が、
にわかに緊張の度を高め急速に前腕を引き戻してスナップが完成する。
屈伸による筋肉の活動感覚を稽古によって体得することが必要である。
スナップは、脇が甘くならないように前腕はいつも上体に近接して移動させ、
肘の押し出しには前腕のひねりも加えた方がより効果的である。

お知らせ

お待たせいたしました。
いよいよ3月25日・・・ 映画「黒帯KUROーOBI」のDVDが発売されます。
メイキング映像や中先生の解説付きですので、お楽しみに!
道場でも予約ができますので、注文される方はお知らせ下さい。
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タイ合宿


 去る1月3日より1月8日まで、中師範のタイ合宿出張に合わせ、大志塾より12名の塾生が
大村先生の主催する松涛館サイアムキャンプに参加しました。
今回は、女性の参加者が多数を占め、買い物・マッサージを満喫してきたようです。
また、稽古を1日さぼりアユタヤ観光にも行ってきました。合宿の方は、ドイツ・スイスからも参加しており、小さな友好親善にもなったと思います。「来年も多くの大志塾塾生が参加してくれるよう楽しみにしています。」との大村先生よりメッセージがありました。

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