「大志塾だより」第46号が出来ました。

心は常に大を志向せよ!
「以武会友」武道を以て友となす

皆様、新年明けましておめでとうござ います。
 本年も武道空手の真髄に一歩でも近づける様、大志塾塾生一丸となって、努力・ 精進して行きましょう。我々が追究する 武道空手の本質について書きましたので、よく読んで下さい。

「道」・究極の術技を求めて・・・


 我々が追求する武道空手「術」の本質は、「技」を極めることである。
 すなわち「技から術へ」「型から形へ」「体から用へ」の転換であり、身体的実践 を通し、日々の厳しい錬磨の中から生み 出された「極め」のある技を、相手の急 所寸前に設定した目標へ瞬時に最大限の効果を発揮すべく、的確に機会と間合いをとらえ、意のままに一撃のもと技を「極める」のである。
これが我々の理想とする究極の術技であり、組手試合における真の「一本」である。理想の一本とは、全身の力を一点に集中した威力ある技を、どのようにして相手に極めたかという技前から仕掛け、極め、
残心までの一連の経過、姿勢、態度など心身のあり方が重要であり、高度な自己制御能力が要求される。
この様な心、技の「内容」「質」に価値観や勝負観を置いているところに日本の文化、武道の妙と独自性がある。
それは、日本人の「心身一如」の精神に根ざしている。「拳は剣なり」の信条のもと、日々真剣な稽古による技の習得そのものが心を学ぶことであり、一本、一本、夢中になり心を込めて繰り返し修練することにより技の質、内容が向上する。その過程に於いて、同時にそれを使う人の心のあり方、人そのものが向上する。
人そのものが向上しなければ技の向上もないとする思想である。技より発して心を学び、心身一体としての自己を自覚することであり技の優劣、心の働きが即、生死を決する真剣勝負へと繋がる古の武術の死生観が根底にある。
武道の本質とはかけ離れ、ゲームとして第三者が客観的に判断できるよう、時間内にどれだけ多くのポイントを重ね、その得点の結果のみで勝ち負けを競い合うという「結果」「数」に価値観や競技観を置く西洋的近代スポーツ思想に立脚した競技空手とは大きな相異がある。
この様に、日本武道の「伝統性、文化性」を重視するのか、スポーツとしての「競技性、合理性」を重視するのかによってその理念、目標が異なり当然として普段の道場に於ける稽古体系、方法も大いに異なってくる。
武道の真髄に迫るには、外来の競技ルールを主体とした練習体系ではなく、武道本来の目的である技の完成度を高め、理想の一本である究極の術技を追求し、道理に適った本質的な強さを目指す、その為には、永年に渡る「基本」「型」「組手」三昧一体の真剣な鍛錬、工夫、研究、内省が肝要であり、空手道の理念に基づき目先の勝敗に心を奪われる事なく、地道な稽古を通して「心、気、体」一致した「一撃必極」の術技を自得する。武道空手の修練は一生であり、道場だけの稽古ではなく、平素の心構え、行為そのものが大切であり日常の生活すべてをあげて努力精進する中に武の道がある。
「道を極わめる」深遠な修行道である武道空手の心と技は勝敗を超越したところに「術」から「道」へと至る、絶対的な価値と本質があり、人間教育という万国共通、人類普遍の文明に寄与できる日本独自の文化、理念、伝統を有している。
                          中 達也

平成19年 合同稽古納め・納会

 去る平成19年12月2日(日) 文京区の総本部道場に於いて「大志塾合同稽古納め」が開催されました。 当日は、各大志塾で汗を流す仲間65名が参加し、全員合同により中師範の身体操作の質を向上させる為の基本、それらを用いての大隈先生による平安四段、その後、各班に分かれ黒・茶帯は中山先生の十手、志水先生の五十四歩小、その他 色帯はサンドバックや伝統的な鍛錬具であるマキワラ突き等を稽古し、最後は全員で来年のさらなる向上を願い、騎馬立ちによる直突き10本で締めくくりました。
皆様ご苦労様でした。とても熱の入った良い稽古納めになりました。
稽古納め終了後、小石川大志塾で汗を流す馬場祐介君が店長をつとめる韓国風焼き肉店「豚とこ豚」に於いて納会が開催されました。
ここには68名が参加し、2007年アジア大会80㎏級準優勝、秋田国体重量級優勝、全空連主催全日本空手道選手権大会準優勝と大いに活躍し日本のトッププレーヤーとしてまた、武道家としても日々研鑚を積み、大志塾の指導にあたっている志水亮介先生の慰労、優勝祝いと、何と初出場ながら第7回熟練者全国空手道選手権大会40歳~45歳 組手の部で、準優勝に輝いた、南越谷大志塾で稽古に励んでいる池田秀雄氏のお祝いを美味な料理に舌づつみを打ちながら、普段なかなか会えない大志塾同志の談笑やジャンケン大会で大いに盛り上がりました。今回も本当に楽しい納会となりました。
また皆さん参加して下さい。 よろしく!

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中師範「エジプト指導記」


 初めてのエジプト訪問となった、この合宿にはアラブ・アフリカ地区の指導者クラス並びに
エジプトナショナルチームのメンバー合わせて550名が参加しました。
エジプト航空のビジネスクラスよりタラップを降りると、そこには「VIP」と入った黒塗りの車が数台、植木専務理事と私を乗せターミナルへ、そして別口から入国審査を済ませカイロの町へ・・
ここまでは良かったのですが、合宿が始まるや言葉や文章では表現出来ない程、本当に本当に本当に大変な合宿指導でした。
せめてピラミッドやスフィンクスや博物館位は、ちょっとでも見たかったのに・・・・終わり。

ベスト空手・・・


 今までにこのシリーズで「突きのコース」「肩の使い方」「スピード」「力の集中」「前腕のひねりの効果」「腰の回転」「丹田と腰」等を取り上げてきましたが、今回は「打ち技について」を取り上てみたいと思います。

打ち技について(後編)
注意点
① 肘を中心に円滑に迅速に前腕の屈伸がなされなくてはならない。

肘に少しでも力が入っては効果がない。

② 肩の力を抜き、拳や手刀に重みをかけなければ良いスナップは生まれない。

無駄な力を抜くことがコツである。また手首のスナップも重要である。

③ スナップはその弧が大きいほど、力を効果的に発揮される。

肘が伸びきらないのに無理に前腕を引き戻そうとするのはよくない。

④ 上腕の伸筋である上腕三頭筋を主動筋として、急激に収縮させ肘関節を強く伸展させる。

それが極限に達した時、急に脱力して弛緩させれば拮抗して働いている屈筋上腕二頭筋が、
にわかに緊張の度を高め急速に前腕を引き戻してスナップが完成する。
屈伸による筋肉の活動感覚を稽古によって体得することが必要である。
スナップは、脇が甘くならないように前腕はいつも上体に近接して移動させ、
肘の押し出しには前腕のひねりも加えた方がより効果的である。

お知らせ

お待たせいたしました。
いよいよ3月25日・・・ 映画「黒帯KUROーOBI」のDVDが発売されます。
メイキング映像や中先生の解説付きですので、お楽しみに!
道場でも予約ができますので、注文される方はお知らせ下さい。
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タイ合宿


 去る1月3日より1月8日まで、中師範のタイ合宿出張に合わせ、大志塾より12名の塾生が
大村先生の主催する松涛館サイアムキャンプに参加しました。
今回は、女性の参加者が多数を占め、買い物・マッサージを満喫してきたようです。
また、稽古を1日さぼりアユタヤ観光にも行ってきました。合宿の方は、ドイツ・スイスからも参加しており、小さな友好親善にもなったと思います。「来年も多くの大志塾塾生が参加してくれるよう楽しみにしています。」との大村先生よりメッセージがありました。

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